NEWS
ニュース
その他 その他

株式会社栃木サッカークラブ 第18期決算概要について

この度、4月25日(木)に株式会社栃木サッカークラブの第18回定時株主総会を開き、決算概要について報告され、承認されましたのでお知らせいたします。



1.第18期決算(令和5年2月1日から令和6年1月31日まで)


決算概要.png



2.役員人事について


代表取締役社長  橋 本 大 輔(常 勤) ㈱新朝プレス代表取締役社長
常 務 取 締 役  飯 野 博 充(常 勤) 当社営業部部長
取  締  役  中 津 正 修(非常勤) イートランド㈱相談役
取  締  役  藤 井 昌 一(非常勤) 藤井産業㈱代表取締役社長
取  締  役  上 野 勝 弘(非常勤) 上陽工業㈱代表取締役
取  締  役  吉 澤   智(非常勤) ㈱TKC常務執行役員
監  査  役  伏 木 昌 人(非常勤) 栃木信用金庫理事長
監  査  役  浜 村 智 安(非常勤) 税理士法人浜村会計代表社員



<事業・経営に関するご報告>


2023年度は、J2リーグの競争激化に対応し、チームと事業収入の成長を目指すために積極的にリソースを投入した一年でした。前年に比べて、チーム人件費の増加に重点を置き、また各種事業への投資も拡大しました。その結果、総収入ならびに各事業でも過去最高の売上を記録することができました。しかしながらJリーグ配分金の減少額を補う為の利益確保までは至らず、41百万円の純損失を記録し10年ぶりの赤字決算となりました。
事業収入では、広告料収入が559百万円(前年比102.6%)、チケット収入が154百万円(前年比133.0%)、グッズ収入が120百万円(前年比142.9%)と、各事業で増加を記録しました。総収入は1,087百万円(前年比104.5%)に達しましたが、支出面では、事業費が869百万円(前年比110.5%)に増加。選手の基本報酬は前年比10%上昇したものの、勝利給の減少により増加幅は限定的でした。販売管理費は262百万円(前年比107.2%)で、退職給付引当金の過年度分の一括計上が大きく影響しました。
Jリーグからの配分金減少を見越しましたが、チーム強化と事業経費の削減は行わずにリソースの投入を続け、各種事業が過去最高の成績を収めました。初めて試みたクラウドファンディング事業も目標達成までは至りませんでしたが、大きな助けとなりました。
各種売上げが増加したにも関わらず配分金減少分を事業で完全に補うことができなかったという経験を踏まえ、クラブは収益構造の再考と自立した財務戦略へのシフトが必要と認識しています。
今後、栃木サッカークラブはこれまでの財務体質を見直し、競技面以外の経費削減に努め運営経費の最適化に取り組む必要があります。これによりコストを抑えつつもサービス品質を維持できるような、より効果的な運営を目指します。2024年度も競技面への投資を最優先に、事業面での効率化を進める方針です。また、以前から課題となっている、練習環境の問題もチーム強化に大きな影響を与えていることから、その環境改善への取り組みを進めてまいります。これらの取り組みによって、クラブのJ2リーグでの競争力強化と持続可能な成長の基盤を築いてまいります。


一覧へ戻る